日照エネルギーを使う太陽光発電は産業用としても身近になって参りました。
発電にＣＯ2の排出をしないので環境にやさしく、火力発電所で使用するエネルギーの節約ができ、万一の災害で電気が使えなくなった時にも日照があれば使える太陽光発電はとても大切な設備に他なりません。
このようにメリットの多い太陽光でありますが、注意点がいくつかあります。
1つは、大きな導入コストです。工事費やソーラーパネルの枚数などによりますが、一般家庭で考えても4kWの標準的なシステムを一戸建住宅に導入する時のコストは200万円前後になり、大きな費用であることに間違いありません。
ですが、汎用化されることで太陽パネルのコストは低くなっていくとみられています。
2つ目に天候により発電が左右される事があります。
太陽日照エネルギーを電力エネルギーに変えるので、曇りや雨には少ない電力、雪には発電が見込めないからです。
3つ目は蓄電の問題。
太陽エネルギーから発電した瞬間の電力を使用するため、自立運転で全ての電力をまかなう事は困難です。
蓄電機能も開発途上にあるので導入コストが大きいことも付け加えておきます。
そして最後に、導入費用の回収に時間がかかること。
最初の設備投資が大きい分、売電や太陽光の電力をまかなうことができても、設備にかかった費用の元を取るには10年くらいの時間が必要だと言われています。

今の地球環境には大変注目されているクリーンエネルギーですが、注意すべき点もよく吟味して設置には専門の業者へご相談されるのが必要不可欠です。